俳優の佐藤浩市(54)、女優の本田翼(23)が映画『起終点駅 ターミナル』完成披露会見が東京都内で開かれ、揃って出席した。
『起終点駅 ターミナル』は若かりし頃に判事として働いていたときに体験した辛い出来事をトラウマに持っている佐藤浩市扮する55歳の弁護士が、本田翼扮する孤独な25歳の女性との出会いを通して自分の本来の姿を取り戻していくというシナリオ。
二人芝居がメインとなるこの作品は、女性の演技の比重が重く、佐藤は最初プロデューサーから名前を聞かされたとき、「本当に本田翼でだいじょうぶか?」と思ったそう。
本田翼が演じる敦子は、幼いころに家族に見放されて孤独に生きてきた女性。
今まで明るい役を演じることが多かった本田にとっては新境地となる。共演した佐藤浩市も、今まで本田翼の役柄としては本人がナチュラルな状態で演技できるような、割と本田自身と似ている役柄が多かった。だから正直、撮影が始まった当初は(明るく笑顔な本田翼に)不安を感じた、とコメントしている。
ところが、地方での撮影も終えて、あらかた映画ができてくると、本田翼もどんどん役柄を自分のものにしていって、本田翼が演じる敦子を自分自身のナチュラルに持って行った、と佐藤浩市が思うくらい成長したようだ。
最後の方には二人の掛け合いがあるが、本田翼の演技に注目だ。
本田翼は、大ベテランの佐藤浩市との共演をすることになり最初とても緊張していたという。彼女のマイペースさと明るい性格もあり、その緊張を和らげげ隠すためにニコニコしていたのだったが、佐藤浩市は「そんなヘラヘラしていて(不幸を背負う敦子の役柄を)演じることができるのか」と不安になり、「仕事舐めてんじゃないだろうな?」などと本田翼に直接注意したこともあるようだ笑
しかし本田の演技と頑張りをみた佐藤は、今風の人はこんな感じなんだな、と本田翼の性格を理解してきたようで、「彼女の演技に期待してください」と自信を持って言った。
本田翼は、これまで自分の演じる役柄が、明るくてポジティブな天真爛漫な女の役のようなことが多くて、今回の敦子のように不幸を背負ったネガティブな役柄は新境地なことを語った。
今回のこの映画の撮影で、女優としての演技の幅を広げられたと実感しているようで、自分の成長と、佐藤浩市との最後の二人の演技の掛け合いに注目してみてほしいと語った。
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